一般的な電化製品は電源ボタンで電源を切ることができるのに
どうしてパソコンだけ「シャットダウン」しなくちゃいけないんだろう?
と疑問に感じたことはありませんか?
「電源ボタンでいきなり電源を切るとパソコンが壊れる」
という話は聞いたことがあるけど、具体的な説明は分からないという方も
多いのではないでしょうか。
本日は、なぜシャットダウンをしなければいけないのかをお話しさせて
いただこうと思います。
「シャットダウン」の命令を受け取ったパソコンは、
下記の3つの処理が順に行われます。
1.アプリケーションの終了処理
2.サービスの終了処理
3.マネージャの終了処理
それらが正常に終了したことを確認してから電源が切れるようになっています。
「1.アプリケーションの終了処理」は、
ソフトやアプリが終了されていることの確認を行い、もし終了されていなければ
強制終了させるのかなどの確認画面を表示して、指示を促します。
「2.サービスの終了処理」は、
裏側(バックグラウンド)で動いているプログラムの終了を行います。
「3.マネージャの終了処理」は、
一時的に保存されていたデータをディスクに書き移したり、システムやソフトの
設定が正しく保存されているかなどの整合性チェックを行っています。
正しくシャットダウンしない=強制終了するということは、
データが消失したり、Windowsが起動しなくなるなどのリスクを生みます。
ですから、シャットダウンはパソコンには必要不可欠な作業なんですね。